[DESKTOP App] Live2D Desktop Mascot v1.4 — VS Code の横に立つ Live2D / VRM デスクトップマスコット使い方ガイド
概要
Live2D Desktop Mascot は、デスクトップに Live2D や VRM のキャラクターを常駐させるアプリです。VS Code でコードを書いている横にキャラクターが立ち、マウスカーソルを目で追ったり、クリックに反応してしゃべったり、時報を知らせたりします。
Windows では VS Code のウィンドウ枠の中に留まる「VS Code 追従モード」で動作し、VS Code を動かすとキャラクターも枠内に収まるように付いてきます。キャラクター以外の透明な部分はクリックが下のアプリに抜けるので、エディタの操作を邪魔しません。
専用の VS Code 拡張を入れると、ファイルの保存、エラーの増減、デバッグの開始、ビルドなどのタスクの成否にキャラクターが反応します。
v1.3 から VRM(0.x / 1.0)のモデルと VRMA モーションに、v1.4 から複数のキャラクターの同時表示に対応しました。Live2D と VRM のキャラクターを混ぜて並べられます。
Electron で作られたデスクトップアプリで、Windows・macOS・Linux に対応しています。
fixtan/live2d-desktop-mascot
VS Code の枠内に常駐する Live2D / VRM デスクトップマスコット(Windows / macOS / Linux)
github.com開発の経緯と実装の詳細は、技術記事にまとめています。
[Electron] Live2Dデスクトップマスコットをゼロから作る — VS Code拡張からの方針転換とWindows/macOS配布まで
透明ウィンドウとクリック透過、VS Codeウィンドウ追跡、Cubism Core 6の罠、ボイスパックと口パク、VOICEVOX連携、electron-builderでの配布とmacOS固有の落とし穴。
lain-lab.com
[Electron] #02 Live2Dデスクトップマスコット — VS Code拡張とWebSocketでつなぎ、日本語ZIPとLinux配布まで
VS Code拡張とのWebSocket連携、日本語ファイル名のZIPが読めなかった2つの原因、吹き出し位置の修正、設定ウィンドウの分離、Cubism 5.3形式への対処、v1.2.0のリリース。
lain-lab.com
[Electron] #03 Live2Dデスクトップマスコット — VRM対応、VRMAモーション、複数キャラの同時表示まで
Electron 44とGPUの無い環境、形式ごとのアダプタ、VRM 0.xで腕が万歳になる罠、VRMAと視線追従の重ね方、ビルド版だけVRMが読めなかった原因、1キャラ1ウィンドウの設計と話す順番。
lain-lab.comDownload(GitHub)
Release v1.4.0 · fixtan/live2d-desktop-mascot
複数のキャラクターの同時表示に対応。キャラごとの設定と位置の保存、VS Code のイベントと時報には代表だけが反応、同時にしゃべらないよう順番を管理。
github.comスクリーンショット
v1.4.0
Live2d + VRM 複数表示
動画
VSCode 拡張機能
「live2d-mascot-bridge-0.1.0.vsix」の導入でエラーなどに反応します。
設定ウィンドウ
一番上の「キャラ」欄で、どのキャラクターの設定を表示するかを選びます。
アプリの特徴
- Live2D と VRM: Live2D モデル(Cubism 3 / 4)と VRM モデル(0.x / 1.0)の両方を表示できます。
- 複数キャラの同時表示: 設定ウィンドウからキャラクターを追加して、何体でも並べられます。Live2D と VRM を混ぜても大丈夫です。キャラごとにモデル・声・大きさなどを設定でき、位置も覚えて次の起動で同じ場所に出ます。
- 同時にしゃべらない: 複数のキャラクターがいても、順番にしゃべります。VS Code のイベントと時報には代表(1番目)だけが反応します。
- VRMA モーション: VRM のキャラクターは、VRMA ファイルで待機としぐさを動かせます。自作の待機モーションを2本同梱しています。
- VS Code 追従モード(Windows): VS Code のウィンドウ枠の中にキャラクターが留まります。VS Code を移動・リサイズすると、キャラクターも枠内に収まるように付いてきます。フリーモードに切り替えれば、デスクトップのどこにでも置けます。
- VS Code 連携: 専用の拡張を入れると、保存・エラーの増減・デバッグの開始・タスクの成否にキャラクターが反応します。WSL やリモート接続のウィンドウでも使えます。
- クリック透過: キャラクターの体の上だけクリックを受け付け、周りの透明な部分はクリックが下のアプリに抜けます。
- 視線追従: 画面のどこにマウスカーソルがあっても、キャラクターが目で追います。VRM は頭と首もカーソルの方を向きます。
- 反応・時報・独り言: クリックやダブルクリックで反応し、毎時0分には時報を、ときどき独り言をしゃべります。
- モデルの取り込み: モデルの ZIP・フォルダ・
.vrmをキャラクターの上にドロップするだけで取り込めます。日本語のファイル名を含む ZIP も読めます。 - ボイスパック: 声・字幕・しぐさを組み合わせて持つ仕組みで、どのモデルにも同じ声を組み合わせられます。
- 口パク: 声の音量に合わせて口が動きます(Live2D・VRM とも)。
- 読み上げ: 時報や挨拶などのセリフを、VOICEVOX(起動していれば)か OS 標準の音声で読み上げます。キャラごとに話者を変えられます。
- 設定ウィンドウ: 設定はキャラクターに重ならない別ウィンドウで開きます。キャラクターを見ながらサイズや不透明度を調整できます。
- トレイ常駐: タスクトレイ(macOS はメニューバー)から表示・非表示・位置リセット・設定・終了ができます。
ダウンロードと対応パッケージ
最新版は GitHub の Releases ページからダウンロードできます。
| OS | パッケージファイル名 | 備考 |
|---|---|---|
| Windows | live2d-desktop-mascot-x.x.x-setup.exe | Windows 10 / 11 向けインストーラー(おすすめ) |
| Windows | live2d-desktop-mascot-x.x.x-portable.exe | インストール不要のポータブル版 |
| macOS | live2d-desktop-mascot-x.x.x-mac-arm64.dmg | Apple Silicon(M1 / M2 / M3 / M4) |
| macOS | live2d-desktop-mascot-x.x.x-mac-x64.dmg | Intel Mac |
| Linux | live2d-desktop-mascot-x.x.x-linux-x86_64.AppImage | ディストリビューションを問わず動く単体実行ファイル |
| Linux | live2d-desktop-mascot-x.x.x-linux-amd64.deb | Debian / Ubuntu 系 |
| VS Code 拡張 | live2d-mascot-bridge-x.x.x.vsix | 連携用(任意・プレビュー版)。なくてもマスコット単体で動きます |
各OSのインストール方法
Windows の場合
- Releases ページから
-setup.exe(またはインストール不要の-portable.exe)をダウンロードします。 - ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールします。インストール先は変更できます。
- ※注意: 署名していないアプリのため、Windows Defender(SmartScreen)の「Windows によって PC が保護されました」という青い警告画面が出ることがあります。その場合は「詳細情報」をクリックし、「実行」を選択してください。
macOS の場合
- Releases ページから、お使いの Mac に合った
.dmgをダウンロードします(Apple Silicon はarm64、Intel はx64)。 .dmgをダブルクリックしてマウントし、中のLive2D Desktop Mascot.appを「アプリケーション(Applications)」フォルダにドラッグ&ドロップします。- ※注意: 署名・公証していないため、初回起動時は「開発元を検証できないため開けません」という警告が出ます。
- macOS 15 (Sequoia) 以降: 警告を「完了」で閉じたあと、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開き、一番下の「“Live2D Desktop Mascot”は…ブロックされました」の横にある「このまま開く」をクリックします。認証後、もう一度起動して「開く」を選びます。
- macOS 14 以前: アプリアイコンを「右クリック(Control+クリック)」して「開く」を選択し、確認ダイアログでもう一度「開く」をクリックします。
- 「壊れているため開けません」と表示される場合は、ターミナルで次のコマンドを実行してから起動してください。
xattr -cr "/Applications/Live2D Desktop Mascot.app"
※ macOS では VS Code 追従モードは使えません(フリーモードで動作します)。常駐アイコンはメニューバーに表示されます。
Linux の場合
deb 版(Debian / Ubuntu 系)は、ダウンロードしたフォルダで次のコマンドを実行します。
sudo apt install ./live2d-desktop-mascot-x.x.x-linux-amd64.deb
AppImage 版は、実行権限を付けてから起動します。起動しない環境では --no-sandbox を付けてください。
chmod +x live2d-desktop-mascot-x.x.x-linux-x86_64.AppImage
./live2d-desktop-mascot-x.x.x-linux-x86_64.AppImage
※ Linux では VS Code 追従モードは使えません(フリーモードで動作します)。GNOME ではトレイアイコンの表示に AppIndicator 拡張が必要です。Wayland のセッションでは、XWayland(X11)で動作します。動作確認は Debian 12 + XFCE で行っています。
使い方
起動すると、デスクトップにキャラクターが現れて挨拶します。
マウス操作
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| ドラッグ | キャラクターを移動 |
| クリック | 反応(声・しぐさ) |
| ダブルクリック | 挨拶と現在時刻を吹き出しで表示 |
| Ctrl+ホイール | サイズ変更 |
| 右クリック | メニューを表示 |
ZIP・フォルダ・.vrm をドロップ | モデルを取り込む(キャラクターの上にドロップ) |
.vrma をドロップ | VRM 用のモーションを取り込む(複数まとめて可) |
右クリックメニュー
右クリックしたキャラクターに対するメニューです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 💬 話しかける | 挨拶と現在時刻を表示します |
| 👀 視線追従 | マウスカーソルを目で追う機能の ON / OFF |
| 🔊 読み上げ | 自作セリフ(時報・挨拶・独り言)の読み上げの ON / OFF |
| 📦 モデルを取り込む(ZIP / .vrm)… | モデルの ZIP か .vrm を選んで取り込みます |
| ⚙️ 設定を開く | このキャラクターの設定を開きます |
| 📌 VS Code固定モード | VS Code の枠内に留めるかどうか(Windows のみ・全キャラ共通) |
| 📜 クレジット | ライセンス・クレジットを表示します |
| 🙈 隠す(トレイから戻せます) | このキャラクターを隠します |
| ❌ 終了 | アプリを終了します |
タスクトレイ(macOS はメニューバー)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表示 / 非表示 | 全キャラクターの表示を切り替えます(アイコンのダブルクリックでも可)。1体でも見えていれば全員隠し、全員隠れていれば全員出します |
| 位置をリセット | 全キャラクターを画面の右下から並べ直します。キャラクターを見失ったときに使います |
| 💬 話しかける | 代表のキャラクターが挨拶します |
| ⚙️ 設定を開く / 📜 クレジット | 右クリックメニューと同じ |
| 📂 設定フォルダを開く | モデルのライブラリ、モーション、config.json がある設定フォルダを開きます |
| ❌ 終了 | アプリを終了します |
macOS では、Dock アイコンをクリックしても隠したキャラクターを表示できます。
設定ウィンドウ
設定はキャラクターとは別のウィンドウで開きます。タイトルバーをドラッグして好きな場所に置けて、次回も同じ位置に開きます(初回はキャラクターの横に開きます)。変更はその場でキャラクターに反映されるので、見ながら調整できます。Esc キーで閉じられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャラ | 設定するキャラクターを選びます。+で追加、−で削除 |
| モデル | 同梱モデル・ライブラリのモデルから選択。「ZIP / .vrm を取り込む…」「モデルファイルを直接開く…」も選べます |
| ライブラリを開く / 削除 | 取り込んだモデルの保存フォルダを開く/選択中のモデルを削除 |
| モーション(VRMA)フォルダを開く | VRM 用モーションの保存フォルダを開きます(全キャラ共通) |
| ボイスパック | 使う声のセット。「試聴」で1本再生します |
| 読み上げエンジン | VOICEVOX / OS標準。VOICEVOX の場合は話者と話速を選べます |
| 動作モード | VS Code追従モード(枠内限定)/フリーモード(自由移動)。追従モードは Windows のみ(全キャラ共通) |
| サイズ | キャラクターの表示の高さ |
| 不透明度 | キャラクターの透け具合 |
| 視線追従 / 自作セリフを読み上げ / ランダムイベント | 各機能の ON / OFF |
| 時報 | 時報の ON / OFF(代表のキャラクターのみ) |
「動作モード」と「モーション」以外は、キャラクターごとの設定です。設定は自動で保存され、次回起動時も引き継がれます。
複数のキャラクターを表示する
設定ウィンドウの「キャラ」欄の+を押すと、今選んでいるキャラクターの左どなりに新しいキャラクターが出ます。モデルやボイスパックを選び直して使ってください。−を押すと、選んでいるキャラクターを削除します(最後の1体は削除できません)。
| 項目 | 動作 |
|---|---|
| 設定 | キャラクターごとに、モデル・ボイスパック・読み上げの話者・サイズ・不透明度などを別々に持ちます |
| 位置 | キャラクターごとに覚えて、次の起動で同じ場所に出ます |
| 代表 | 一覧の1番目のキャラクターです。VS Code のイベントと時報には代表だけが反応します。代表を削除すると、次のキャラクターが代表になります |
| しゃべる順番 | 同時にはしゃべりません。独り言・時報・VS Code への反応は、ほかのキャラクターが話し中なら見送ります。クリックや「話しかける」は、話し中のキャラクターを止めて割り込みます |
| ランダムイベント | キャラクターごとに起きます。1体が話し終わってしばらくすると、別のキャラクターが話す、という流れになります |
※ キャラクター1体ごとに描画の負荷が増えます。GPU の無い環境(リモートデスクトップ・仮想マシンなど)では、1体(Live2D、または軽い VRM)での利用をおすすめします。
※ 以前の版(v1.3 以前)の設定は、v1.4 で最初に起動したときに1体目のキャラクターに引き継がれます。
VS Code と連携する
専用の VS Code 拡張「Live2D Mascot Bridge」を入れると、VS Code の中で起きたことにキャラクター(複数いる場合は代表)が反応します。拡張はイベントを送るだけで、何を言うか・どう動くかはマスコット側が決めます。
| VS Code での出来事 | キャラクターの反応 |
|---|---|
| ファイルを保存した | ときどき(45秒に1回まで)ひとこと |
| エラーが増えた | 「エラーが N 件あるよ」 |
| エラーが全部消えた | 「エラー全部消えた!」 |
| デバッグを始めた | ひとこと |
| タスク(ビルドなど)が終わった | 成功・失敗(exit code 付き)に応じてひとこと |
インストール
- Releases ページから
live2d-mascot-bridge-x.x.x.vsixをダウンロードします。 - VS Code の拡張機能ビューを開き、右上の「…」→「VSIX からのインストール…」で選びます。コマンドラインなら次のとおりです。
code --install-extension live2d-mascot-bridge-x.x.x.vsix
マスコットが起動していれば自動でつながり、ステータスバーの右下に ♡ Mascot が表示されます。マスコットを後から起動したり、再起動したりしても、拡張が自動でつなぎ直します。WSL やリモート接続のウィンドウでも使えます(VS Code 1.101 以降)。
拡張の設定とコマンド
| 設定 | 内容 |
|---|---|
live2dMascot.enabled | 送信の ON / OFF |
live2dMascot.events | 送るイベントの種類(save / diagnostics / debug / task) |
live2dMascot.bridgeFile | 接続情報ファイル(bridge.json)の場所。通常は空のままで大丈夫です |
コマンドパレットから「Live2D Mascot: 再接続」「Live2D Mascot: しゃべらせる…」も使えます。
マスコット側の設定(config.json)
設定フォルダ(トレイの「📂 設定フォルダを開く」)に config.json が作られます。連携を使わない場合は enabled を false にしてください。変更はマスコットの再起動で反映されます。
{
"configVersion": 1,
"bridge": { "enabled": true, "port": 0 }
}
port が 0 の場合は、空いているポートを自動で使います。
ボイスパックの on に save / error / fixed / debug / taskOk / taskFail を書くと、その場面ではセリフの代わりにその声で反応します。
モデルの追加
次の形式のモデルに対応しています。
| 形式 | ファイル | 取り込み方 |
|---|---|---|
| Live2D Cubism 3 / 4 | .model3.json | ZIP・フォルダをドロップ(.model3.json を直接ドロップすると、取り込まずに元の場所を参照) |
| VRM 0.x / 1.0 | .vrm | .vrm のファイル1個をドロップ、または ZIP をドロップ |
- モデルの ZIP ファイル・フォルダ・
.vrmを、キャラクターの上にドラッグ&ドロップします。 - モデルをライブラリにコピーして、そのキャラクターの表示を切り替えます。
日本語のファイル名を含む ZIP(日本語版 Windows で作った Shift_JIS の ZIP、Mac で作った ZIP)も取り込めます。
取り込んだモデルは、次の場所に保存されます。元の ZIP やフォルダは消してもかまいません。ライブラリは全キャラクター共通です。
| OS | 保存先 |
|---|---|
| Windows | %APPDATA%\Live2D Desktop Mascot\models\ |
| macOS | ~/Library/Application Support/Live2D Desktop Mascot/models/ |
| Linux | ~/.config/Live2D Desktop Mascot/models/ |
モデルによって大きさや余白はばらばらですが、実際にキャラクターが描かれている範囲の高さで合わせるので、切り替えても同じくらいの大きさで表示され、吹き出しも頭の上に出ます。読み込みに失敗した場合は、同梱のモデルに戻ります。
※ Cubism 5.3 で書き出したモデル(.moc3 の形式バージョン 6)には、まだ対応していません。読み込もうとすると、その旨を吹き出しで知らせて同梱のモデルに戻ります。
※ VRM モデルは同梱していません。各モデルの利用条件に従って使ってください。
VRM のモーション(VRMA)
VRM のキャラクターは、VRMA(VRM Animation)ファイルで動かせます。.vrma をキャラクターの上にドロップすると取り込めます(複数まとめて可)。.vrma だけを入れた ZIP をドロップすると、まとめて取り込めます(同じ名前は上書き)。モーションは全 VRM モデル共通です。
どのモーションを何に使うかは、ファイル名で決まります。
| ファイル名 | 役割 |
|---|---|
idle で始まるもの(idle.vrma・idle2.vrma・idle_sit.vrma …) | 待機。1本終わるたびにランダムに切り替わります |
| それ以外 | しぐさ。クリック・独り言・ボイスパックの motion(ファイル名の部分一致)で使います |
- 自分の待機モーションが1本も無いときは、同梱の待機モーション(Idle・Idle1)を使います。自分の待機を入れると、そちらに切り替わります。
- しぐさは、同梱と自分の分の両方を使います。同じ名前なら自分の分を優先します。
- 歩くモーションなどの前後左右の移動は無視して、その場で動きます(上下の動きは残ります)。
- 視線追従は、モーションの上に重ねて動きます。
- VRMA が無くても、手を下ろした立ち姿・呼吸・まばたき・視線追従・簡単なしぐさで動きます。
取り込んだモーションは、設定フォルダの motions/ に保存されます(設定ウィンドウの「モーション(VRMA)フォルダを開く」で開けます)。
声と読み上げ
声には2種類あります。
| 種類 | 使われる場面 | 内容 |
|---|---|---|
| ボイスパック | クリックの反応、独り言 | 録音済みの声と字幕・しぐさのセット。同梱の「Haru」ボイスパックは Live2D 公式サンプルの音声です |
| 読み上げ | 時報、挨拶、ひとこと | その場で文章を読み上げます。VOICEVOX が起動していれば VOICEVOX、なければ OS 標準の音声を使います |
ボイスパックと読み上げの話者は、キャラクターごとに選べます。複数のキャラクターを並べるときは、話者を変えると誰がしゃべっているのか分かりやすくなります。
VOICEVOX を使う
VOICEVOX(または VOICEVOX Engine)を起動しておくと、自動で接続されます(127.0.0.1:50021)。設定画面の「読み上げエンジン」で VOICEVOX を選び、話者と話速を選んで「試聴」で確認できます。
VOICEVOX
無料で使える中品質なテキスト読み上げ・歌声合成ソフトウェア
voicevox.hiroshiba.jp※ VOICEVOX で生成した音声を配信や動画などで公開する場合は、各キャラクターの利用規約に従い「VOICEVOX:キャラ名」のクレジット表記が必要です。
注意事項
- VS Code 追従モードは Windows のみの機能です。macOS・Linux ではフリーモードで動作します。
- 対応モデルは Live2D Cubism 3 / 4(
.model3.json)と VRM 0.x / 1.0(.vrm)です。Cubism 2(.model.json)と、Cubism 5.3 で書き出したモデルには対応していません。 - GPU の無い環境(リモートデスクトップ・仮想マシンなど)でもソフトウェア描画で動きますが、重くなります。特に VRM と、複数キャラクターの同時表示は重くなるので、1体での利用をおすすめします。
- 署名していないアプリのため、初回起動時に OS の警告が表示されます(インストール方法を参照)。
- 通信は、VOICEVOX とのローカル通信と、VS Code 拡張とのローカル通信(どちらも
127.0.0.1のみ)だけです。VS Code 拡張との接続は、起動ごとに作るトークンで認証し、ブラウザからの接続は拒否します。モデルや設定が外部に送信されることはありません。 - Linux の一部のデスクトップ環境では、タスクバーにマスコットのウィンドウが表示されることがあります。
よくある質問 (FAQ)
Q. キャラクターが見当たらなくなりました
A. タスクトレイ(macOS はメニューバー)のアイコンから「位置をリセット」を選ぶと、画面の右下から並べ直します。隠している場合は「表示 / 非表示」で戻せます。
Q. キャラクターを増やしたのに、VS Code の反応や時報は1体だけです
A. 全員が一斉に反応するとうるさいので、代表(設定ウィンドウの「キャラ」欄の1番目)だけが反応します。クリックや独り言は、どのキャラクターでも起きます。
Q. 複数のキャラクターが同じ声でしゃべります
A. 追加したキャラクターも、最初は同じボイスパックと読み上げの話者を使います。設定ウィンドウの「キャラ」欄でキャラクターを選び、ボイスパックや VOICEVOX の話者を変えてください。
Q. VRM のキャラクターが動かず、立っているだけです
A. VRMA の待機モーションを読み込めていない可能性があります。設定ウィンドウの「モーション(VRMA)フォルダを開く」で、待機(idleで始まる名前)のファイルがあるか確認してください。1本も無ければ同梱の待機を使います。
Q. 動きがかくつきます
A. GPU の無い環境では、ソフトウェア描画になるので重くなります。キャラクターの数を減らすか、Live2D のモデルか軽い VRM を使ってください。
Q. macOS でメニューバーのアイコンが見つかりません
A. ノッチのある Mac では、メニューバーのアイコンが多いとノッチの裏に隠れることがあります。Dock アイコンのクリックでもキャラクターを表示できます。
Q. VS Code 拡張を入れたのに反応しません
A. ステータスバーの右下を確認してください。♡ Mascotなら接続中、切断アイコンのMascotならマスコットを待っている状態です。マスコットが起動しているのにつながらない場合は、アイコンをクリックするか「Live2D Mascot: 再接続」を実行してください。config.jsonのbridge.enabledがfalseになっていないかも確認してください。保存への反応は、わざと控えめ(ときどき・45秒に1回まで)にしています。
Q. 「Cubism 5.3 以降の形式で、まだ対応していないよ」と言われました
A. Cubism 5.3 で書き出されたモデルです。今のところ読み込めません。
Q. 読み上げの声が機械的です
A. OS 標準の音声で読み上げています。VOICEVOX を起動すると、VOICEVOX の声に切り替わります。
Q. 取り込んだモデルが動かない・表示されない
A. Cubism 3 / 4 形式(.model3.json)か VRM(.vrm)のモデルか確認してください。ZIP の中にどちらも含まれていない場合は取り込めません。
更新履歴
| バージョン | 日付 | 内容 |
|---|---|---|
| v1.4.0 | 2026/9/30 | 複数のキャラクターの同時表示に対応。キャラごとの設定と位置を保存、VS Code のイベントと時報には代表だけが反応、同時にしゃべらないよう順番を管理。設定ウィンドウにキャラの選択と追加・削除を追加。以前の版の設定は1体目に引き継ぎ |
| v1.3.0 | 2026/9/30 | VRM(0.x / 1.0)のモデルに対応。.vrm 単体の取り込み、VRMA モーション(待機・しぐさ)、自作の待機モーション2本を同梱。VRM は視線追従で頭と首もカーソルの方を向く |
| v1.2.1 | 2026/9/30 | Electron 44 に更新。GPU の無い環境(リモートデスクトップ・仮想マシン)で何も描画されない問題を修正。adm-zip の脆弱性修正 |
| v1.2.0 | 2026/9/29 | VS Code 拡張との連携(保存・エラー・デバッグ・タスク)、設定を別ウィンドウに、config.json、Linux 版(AppImage / deb)を追加。日本語ファイル名の ZIP が取り込めない問題、余白の多いモデルで吹き出しが頭から離れる問題を修正。Cubism 5.3 形式のモデルは未対応と表示するように |
| v1.1.0 | 2026/9/28 | macOS 対応(Apple Silicon / Intel)。最小化を無効化、VOICEVOX 未起動時のログを簡略化、配布ファイル名を変更 |
| v1.0.0 | 2026/9/28 | 初回公開(Windows) |
クレジット
本アプリは以下のソフトウェア・素材を利用して構築されています。
- Live2D Cubism Core — © Live2D Inc.(Live2D Proprietary Software License)
- 同梱モデル・音声「ハル」(標準版・受付版) — Live2D Inc. サンプルデータ
- 同梱モーション「Idle」「Idle1」 — lain(MIT License)
- Electron — MIT License
- PixiJS — MIT License
- pixi-live2d-display — MIT License
- three.js — MIT License
- @pixiv/three-vrm / @pixiv/three-vrm-animation — MIT License
- adm-zip — MIT License
- ws — MIT License
- VRM モデルは同梱していません。各モデルの利用条件に従ってください。
- 読み上げ: VOICEVOX(本アプリには含まれません)
- 本アプリのソースコード — MIT License