[Desktop App] WiredFrame v0.2.1 — 画像フォルダの写真と、ノイズの映像を、全モニターで動かすスクリーンセーバー

[Desktop App] WiredFrame v0.2.1 — 画像フォルダの写真と、ノイズの映像を、全モニターで動かすスクリーンセーバー

概要

WiredFrame は、画像フォルダの写真を、3D のタイルにして動かす、Windows 用のスクリーンセーバーです。写真が、波、渦、雨のように、いろいろな形に並んで動きます。

v0.2.0 からは、写真のタイルのほかに、ノイズで描く映像(粒子、フラクタル、地形、ドメインワーピング、ルーン、万華鏡)にも切り替えられます。色や速さ、模様の細かさは、スライダーで調整できます。

いちばんの特徴は、モニターを、1 枚ずつ別々に扱うところです。モニターごとに、使う画像フォルダ、動きの種類、タイルの大きさ、並べる数、背景を決められます。縦置きのモニターには、縦に合った並べ方を設定できます。「メインはタイル、サブはノイズ」のような組み合わせもできます。

アプリは、起動すると、タスクトレイに常駐します。起動しただけでは、何も表示しません。ホットキー、トレイのメニュー、キーとマウスの無操作のどれかで動き出し、ESC で終了します。

画像は、お使いのパソコンの中のフォルダから、直接読みます。画像を、どこかへ送信することはありません。

ダウンロード

GitHub の Releases から、インストーラー(WiredFrame_0.2.1_x64-setup.exe)をダウンロードできます。Windows 専用です。

動画

スクリーンショット

横置きのモニター

横置きのモニターで動く WiredFrame。画像フォルダの写真が、タイルになって並ぶ

縦置きのモニター

「列数」と「行数」を、縦に合わせて設定した例です(4 列 × 15 行、カメラの自動調整 ON)。

縦置きのモニターで動く WiredFrame。縦に長く、タイルが収まっている

設定パネル

トレイの「設定」で、各モニターに出ます。この画面は、main のモニターのパネルです。

設定パネル。画像フォルダの一覧、モニターごとの画像フォルダ、動き、タイルの大きさ、並べる数、ホットキーなど

ノイズモード(ノイズ6:万華鏡)

「詳細な調整」で、鏡の数、リング、色、凹凸などを変えられます。

ノイズ6(万華鏡)。ピンクの花びらのような模様 ノイズ6(万華鏡)を、色の鮮やかさを下げて銀色に寄せた例

ノイズモード(ノイズ3:地形、ノイズ4:ドメインワーピング、ノイズ5:ルーン)

ノイズ3(ワイヤーフレーム地形) ノイズ4(ドメインワーピング) ノイズ4(ドメインワーピング) ノイズ5(ルーン)

詳細な調整

ノイズモードを選ぶと、設定パネルに、そのモードのスライダーが出ます。

設定パネルの「詳細な調整」。モードごとのスライダーが並ぶ

インストーラー

WiredFrame のインストーラー

Windows ログイン時の自動起動

設定で ON にすると、Windows の「スタートアップ アプリ」に、WiredFrame が出ます。

Windows のスタートアップ アプリに、WiredFrame が登録されたところ

アプリの特徴

  • モニターごとに別の設定: 画像フォルダ、動き、タイルの大きさ、並べる数、背景を、1 枚ずつ決められます
  • 名前を付けた画像フォルダのリスト: 一度登録すれば、選ぶだけです。リストは、全モニター共通です
  • 縦置きのモニターに対応: 列数と行数を決めて、画面に収まるようにカメラを自動で調整できます
  • ノイズモード(6 種類): 粒子、Mandelbulb、ワイヤーフレーム地形、ドメインワーピング、ルーン、万華鏡。モニターごとに、タイルと切り替えられます
  • 詳細な調整: ノイズモードごとに、色、速さ、模様の細かさ、描画の解像度などを、スライダーで調整できます
  • FPS の上限: 15 / 30 / 60 / 120 から選べます。下げると軽くなります
  • 画像を軽くする: 画像を縮小して読み込みます。モニターが多くても軽く動きます。画質を優先したいときは OFF にできます(初期値は長辺 2048px)
  • 画像タイルの動きは 9 種類: Card Scatter、Crystal Form、Cylinder Wrap、Double Helix、Flat Wave、Matrix Rain、Ripple Radial、Spiral Flow、Tunnel Depth と、基本のタイル
  • 3 つの起動方法: ホットキー、トレイのメニュー、キーとマウスの無操作
  • ケーブルの抜き差しに追従: モニターを抜き差ししても、自動で、画面が開き直ります
  • 設定が、その場で見える: 設定を変えると、そのモニターに、すぐ反映されます(保存するまでは、仮の表示です)
  • Windows ログイン時の自動起動(任意)

まず試す

  1. インストーラーを実行して、インストールします。
  2. 起動すると、タスクトレイに、アイコンが出ます。画面には、何も出ません。
  3. トレイのアイコンを右クリックして、「設定」を選びます。全モニターに、WiredFrame が映って、各モニターに、設定パネルが出ます。
  4. main のパネルの「画像フォルダの一覧」で、「+ フォルダを追加」を押します。名前を付けて、「参照」から、画像の入ったフォルダを選びます。
  5. 「共通の既定フォルダ」で、いま登録したフォルダを選びます。
  6. 「適用して保存」を押します。
  7. トレイの「スクリーンセーバーを起動」で、動き出します。ESC で終了します。

使い方

1. 起動と終了

方法内容
トレイの「スクリーンセーバーを起動」今すぐ起動します
ホットキー設定したキーで起動します
無操作設定した時間、キーもマウスも触らないと、自動で起動します
ESC終了します(どのモニターでも、効きます)
  • 自動で起動したセーバーは、初期設定では、ESC だけで終了します。マウスを動かしても終了しないので、ノイズ1〜3 は、マウスで回したり、寄ったりできます
  • 共通設定の「自動で起動したセーバーは、キー・マウス操作で終了する」を ON にすると、どのキー・マウスの操作でも終了します。起動から 2 秒は、操作しても終了しません
  • ホットキーやトレイで起動したセーバーは、ESC だけで終了します
  • 設定パネルが開いているあいだは、ESC は効きません。パネルのボタンで閉じてください

2. トレイのメニュー

項目内容
スクリーンセーバーを起動今すぐ起動
設定設定モードで起動して、各モニターに、設定パネルを出す
モニターを再展開画面を、開き直す(表示がおかしいときに)
デバッグ表示モニターの情報やログを、画面に出す(F2 でも切り替え)
終了アプリを終了

3. 画像フォルダを登録する

画像フォルダの一覧は、main のモニターの設定パネルだけで、編集できます。

  • + フォルダを追加: 行が増えます。名前とパスを入れます。「参照」で、フォルダを選べます
  • ×: その行を消します
  • 共通の既定フォルダ: 「このモニターの画像フォルダ」を「共通の既定」にしたモニターが使うフォルダです

各モニターの設定パネルの「このモニターの画像フォルダ」で、一覧から選びます。「共通の既定」を選ぶと、共通の既定フォルダを使います。縦のモニターだけ別のフォルダにする、という使い方ができます。

読める画像は、jpg、jpeg、png、webp、bmp です。フォルダの中の、サブフォルダは、読みません。

4. モニターごとの設定

各モニターの設定パネルで、そのモニターだけの設定を決めます。

項目内容
表示モード画像タイル、またはノイズ1〜6
FPS 上限15 / 30 / 60 / 120(初期値 60)。下げると軽くなります
詳細な調整ノイズモードのスライダー(次の「ノイズモード」を参照)
このモニターの画像フォルダ使う画像フォルダ(画像タイルのとき)
パターン切替間隔(秒)動きを切り替える間隔(初期値 12)
アニメーション再生モードローテーション(順番)、ランダム、固定
固定するパターン「固定」のときに使う動き
タイルサイズ写真の大きさ(初期値 2)
グリッド間隔(横 / 縦)写真の間の広さ(初期値 4.5 / 2.8)
並べる枚数(横列 / 縦行)1〜40 の整数(初期値 10 / 6)。写真の枚数は、列 × 行です
カメラ距離を自動調整する全体が画面に収まるように、カメラを引きます
画像を軽くするOFF(元の画質) / 長辺 2048px(初期値) / 1024px / 512px。画像を縮小して読み込みます。数値が小さいほど軽く、画質は下がります
背景色 / 背景画像背景を、色か画像にします
  • 設定を変えると、そのモニターの画面に、すぐ反映されます(0.4 秒ほど、入力が止まったあと)。保存するまでは、仮の表示です
  • 「適用して保存」で、そのモニターの設定だけが保存されます。他のモニターには、影響しません
  • 「キャンセル」で、保存した状態に戻ります
  • 「このモニターをデフォルトに戻す」で、そのモニターの専用設定を消します

画像フォルダ、パターン、タイルの大きさ、並べる数、画像を軽くする、背景の項目は、画像タイルのときだけ効きます。

縦置きのモニターでは、列を少なく、行を多くして、「カメラ距離を自動調整する」を ON にすると、収まりやすいです。例:4 列 × 15 行。

写真の枚数(列 × 行)を減らすと、動きが軽くなります。

重いときは、「画像を軽くする」の数値を下げてください(2048 → 1024 → 512)。同じ画像は 1 回だけ読み込むので、フォルダの画像が少なくても、読み込みの負荷は増えません。

5. 共通の設定(main のパネルだけ)

項目内容
画像フォルダの一覧と、共通の既定フォルダ画像フォルダの登録
起動ホットキー入力欄を選んで、キーを押す。Backspace / Delete で解除
無操作で自動起動ON / OFF と、分(1〜720、初期値 10)
自動で起動したセーバーは、キー・マウス操作で終了するON で、どの操作でも終了。OFF(初期値)なら、ESC だけで終了
Windows にログインしたら自動で常駐を始めるログイン時の自動起動
マルチモニター連動ON で、全モニターに映す。OFF で、main のモニターだけ
  • ホットキーは、Ctrl、Alt、Shift のどれかを含めます(F キーだけは、単独でも可)。例:Ctrl+Alt+S。他のアプリと重なると登録できず、パネルに理由が出ます
  • マルチモニター連動は、保存すると、すぐ反映されます(再起動は要りません)

6. ノイズモード

「表示モード」で、ノイズ1〜6 を選びます。画像フォルダは使いません。

モード内容マウス重さ
ノイズ1(粒子)流れ場に乗って舞う、10 万個以上の粒子ドラッグで回転、ホイールで拡大縮小粒子の数による
ノイズ2(Mandelbulb)3D フラクタルが、ゆっくり回る同上重い
ノイズ3(地形)波打つワイヤーフレームの地形。高低で色分け同上設定による
ノイズ4(ドメインワーピング)水の流れのように歪んで、色が混ざるなし中
ノイズ5(ルーン)魔法陣のような、未知の文字なし重い
ノイズ6(万華鏡)花びらや宝石のような、対称の模様なし中
  • 「詳細な調整」のスライダーは、動かすと、そのモニターにすぐ反映されます。保存するまでは、仮の表示です
  • 「適用して保存」で、そのモニターに保存されます。「この調整を初期値に戻す」で、そのモードの値だけを、初期値に戻せます
  • 多くのモードに、色(色相、鮮やかさ)と、速さの項目があります。「色が一周する秒数」がある場合は、決めた秒数で、色が時間とともに変わります
  • 重いときは、まず「描画の解像度」を下げます。小さいほど軽くなります(0.5 で、計算量が約 4 分の 1)
  • ノイズ5 は、「色収差」を 0 にすると、約 3 分の 1 の重さになります
  • ノイズ3 は、「分割数」を下げると、軽くなります
  • 明るさの設定は、ノイズモードにも効きます

注意事項

  • Windows 専用です(Windows 11 で動作を確認しています)。
  • インストーラーに署名がないため、実行すると、SmartScreen の警告が出ることがあります。
  • 無操作の判断は、Windows 全体の、最後のキー・マウスの操作の時刻です。動画を見ているだけでも、操作がなければ、起動します。
  • 画像フォルダが未登録のとき、または読めないときは、代わりに、インターネット上の画像を使います。オフラインだと、灰色のタイルになります。
  • モニターを識別するキーは、名前と解像度です。モニターの構成が大きく変わって、設定が合わなくなったら、設定し直してください。
  • モニターが多いと、その分、グラフィックスの負荷が増えます。重いときは、「画像を軽くする」の数値を下げるか、並べる枚数を減らしてください。
  • 「画像を軽くする」が ON のとき(初期値)、画像は縮小されるので、元の画質より少し下がります。画質を優先したいときは、「OFF(元の画質)」にしてください。
  • 画像は、モニターごとに、順番に読み込まれます。起動の直後は、写真が順に並んでいきます。
  • ノイズモードは、画像タイルより重くなります。特にノイズ2 とノイズ5 は重いので、モニターが多いときは、「描画の解像度」と「FPS 上限」を下げてください。
  • 作者の環境(モニター 6 枚、うち 1 枚が縦置き)で確認しています。他の環境では、動作が違うことがあります。

よくある質問 (FAQ)

Q. インストールしたのに、何も表示されません。
A. 仕様です。起動しただけでは、タスクトレイに常駐するだけです。トレイのアイコンを右クリックして、「スクリーンセーバーを起動」を選んでください。アイコンが見えないときは、トレイの「隠れているインジケーター」を開いてみてください。

Q. 画像が出ず、同じ絵ばかり出ます。
A. 画像フォルダが未登録か、読めません。「画像フォルダの一覧」に登録して、「共通の既定フォルダ」を選んでください。フォルダの直下に、jpg、png などの画像が入っている必要があります(サブフォルダは読みません)。

Q. 一部のモニターに、映りません。
A. main のパネルで、「マルチモニター連動」が ON になっているか、確認してください。ON でも映らないときは、トレイの「モニターを再展開」を試してください。

Q. ESC を押しても、終わりません。
A. 設定パネルが開いていると、ESC は効きません。パネルを閉じてください。

Q. ホットキーが効きません。
A. 他のアプリが、同じキーを使っていると、登録できません。パネルの、ホットキー欄の下に、理由が出ます。別のキーに変えてください。

Q. 無操作で、自動で起動しません。
A. main のパネルで、「無操作で自動起動」が ON になっているか、確認してください。初期値は OFF です。分数は、1〜720 の整数です。

Q. 画像タイルの写真が、少しぼやけます。
A. 「画像を軽くする」で、画像を縮小して読み込んでいるためです。初期値は長辺 2048px です。気になるときは、そのモニターの設定パネルで、「OFF(元の画質)」を選んでください。その代わり、モニターが多いと、少し重くなります。

Q. 画像タイルが、重いです。
A. 「画像を軽くする」の数値を下げてみてください(2048 → 1024 → 512)。それでも重いときは、「並べる枚数」を減らすか、「FPS 上限」を 30 に下げてください。

Q. ノイズモードが、カクカクします。
A. 「描画の解像度」を下げて、「FPS 上限」を 30 に下げてみてください。ノイズ2 とノイズ5 は、特に重いモードです。ノイズ5 は、「色収差」を 0 にすると、軽くなります。

Q. 自動で起動したセーバーが、マウスを動かしても終わりません。
A. 仕様です。初期設定では、自動で起動したセーバーは、ESC で終了します。マウスを動かして終了させたいときは、main のパネルで、「自動で起動したセーバーは、キー・マウス操作で終了する」を ON にしてください。

Q. 縦のモニターで、タイルがはみ出します。
A. そのモニターの設定パネルで、「並べる枚数」を、列を少なく、行を多くして、「カメラ距離を自動調整する」を ON にしてください。

Q. 設定を、全部消したいです。
A. 各モニターのパネルの「このモニターをデフォルトに戻す」で、そのモニターの専用設定を消せます。

Q. アンインストールするには?
A. Windows の「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」から、WiredFrame を、アンインストールしてください。

技術記事

実装の詳細は、技術記事にまとめています。

GitHub

ソースコードも、GitHub で公開しています。

更新履歴

バージョン日付内容
v0.2.12026/10/13画像タイルを軽くした。同じ画像は 1 回だけ読み込んで共有し、読み込みを同時に 3 枚までにした(モニターが多いときの、起動時の一瞬のフリーズがなくなる)。「画像を軽くする」の設定を追加(長辺 2048 / 1024 / 512px に縮小して読み込む。OFF で元の画質。初期値は 2048px)。
v0.2.02026/10/12ノイズモード 6 種類(粒子、Mandelbulb、地形、ドメインワーピング、ルーン、万華鏡)を追加。モードごとの詳細な調整、FPS 上限を追加。無操作で自動起動したセーバーは、初期設定では ESC のみで終了(設定でキー・マウス操作での終了も選べる)。
v0.1.12026/10/12明るさの修正と設定項目追加。設定UI:「このモニター」「共通設定」の2タブを追加。
v0.1.02026/10/12初回公開(モニターごとの設定、画像フォルダのリスト、列数・行数とカメラの自動調整、トレイ常駐、ホットキー、無操作での自動起動、ケーブルの抜き差しへの追従、Windows ログイン時の自動起動)

クレジット

ライブラリ

ノイズモードの元ネタ

NoiseMode1.ts

[Noise 入門 #58] Curl Noise × Audio — 音に乗って舞うパーティクル // PROTOCOL.LAIN

NoiseMode2.ts

[Noise 入門 #60] 第6集完結 — 神領域のオーディオ・ビジュアル・アート // PROTOCOL.LAIN

NoiseMode3.ts

[Noise 入門 #57] Audio-Reactive Domain Warping — 音で歪む空間

NoiseMode4.ts

[Noise 入門 #56] Audio Analysis & FFT — 音響解析の基礎とノイズへの接続

NoiseMode5.ts

[Noise 入門 #55] 魔法文字とグリフ(Procedural Alien Runes)— 極座標とVoronoiが描く未知の言語

NoiseMode6.ts

元ネタはありません。今回の新作です。ノイズと鏡の折り返しで、万華鏡のような模様を描きます。実装の経緯は、技術記事にまとめています。