[WEB App] Bz-Style Binary Editor v1 — ブラウザ完結型16進数バイナリエディタ & ワイルドカード検索

[WEB App] Bz-Style Binary Editor v1 — ブラウザ完結型16進数バイナリエディタ & ワイルドカード検索

Bz-Style Binary Editor v1

ローカル環境でファイルを外部サーバーへ送信することなく、ブラウザ完結でバイナリデータの閲覧・書き換え・解析を行えるWebアプリケーションツール。

名作バイナリエディタ「Bz」の操作感と視認性にリスペクトを込めつつ、HTML5 CanvasとJavaScript(TypedArray / DataView)を用いて完全ローカルで動作する高速エディタとして構築しています。

大量のバイナリデータでもスムーズにスクロールできる仮想描画エンジン、ニブル(半バイト)単位に対応したワイルドカード検索、リアルタイム数値構造解析(Data Inspector)、データ構造を視覚化する 2D ビットマップ表示(Bitmap View)を搭載しています。

スクリーンショット

メインエディタ画面

Bz-Style Binary Editor v1 — メインエディタ画面

HELPモーダル画面

Bz-Style Binary Editor v1 — HELPモーダル画面

動画(GIF)

Bz-Style Binary Editor v1 — 動作デモ

Sample data

サンプルデータは、過去に録画したSteamゲーム「Subsistence」の録画データになります。

Subsistence (64-bit, DX9) 2022-05-03 14-39-46.mp4

TYPEDATA
FileSubsistence (64-bit, DX9) 2022-05-03 14-39-46.mp4
Size1381.2 MB
Declared Ext.mp4
Detected TypeMP4

特徴

  • 完全ローカル処理:
    読み込んだファイルデータはブラウザ上のメモリ(Uint8Array / ArrayBuffer)でのみ保持し、外部通信を行いません。
  • Canvas 仮想スクロール:
    DOM要素を大量生成せず、可視領域のみを HTML5 Canvas に直接描画することで高速表示を実現。
  • ニブル単位ワイルドカード検索 :
    HEX(例: 9??A)および TEXT (UTF-8) での高度なパターンマッチングに対応。
  • Data Inspector :
    カーソル位置の値を Uint8/Int8、Uint16/Int16、Uint32/Int32、Float32/Float64、8bit Binary、および Endianness(Little/Big)に応じてリアルタイムデコード。
  • 2D Bitmap View :
    バイナリ値を輝度に変換し、Stride幅(16px〜512px)を指定して画像構造やパッキングパターンを視覚化。
  • ダイレクト編集 & 履歴管理 — キー入力(0-9, A-F)による直接書き換えと、Undo/Redo スタックによる安全な編集。
  • エクスポート対応 :
    編集後のバイナリデータを即座にローカルファイルとして保存ダウンロード。

使い方

1. ファイルを読み込む

左パネルのドラッグ&ドロップエリアに解析・編集したいファイルをドロップするか、エリアをクリックしてファイルを選択します。 読み込み完了後、ファイル名、ファイルサイズ、総バイト数などのメトリクスが表示されます。

2. 表示レイアウトの設定

左パネルの VIEW CONFIG でエディタの表示形式を変更できます:

設定項目選択肢・説明
Bytes / Row1行あたりの表示バイト数(16 / 32 / 64 bytes)を選択
Endianness数値デコード時のエンディアン指定(Little Endian / Big Endian)

3. バイナリの閲覧・編集

中央の Hex 領域をクリックしてカーソルを移動させます。 キーボードから 09AF を入力することで、指定位置の16進数データを直接書き換えることができます。

  • Undo / Redo: ツールバーのボタン、または Ctrl+Z / Ctrl+Y で操作履歴を戻す・やり直すことが可能です。
  • Save: 編集が完了したらツールバーの Save ボタン(または Ctrl+S)を押すことで書き換えたバイナリをローカルに保存できます。

4. ワイルドカード検索とアドレスジャンプ

ツールバーの Search(または Ctrl+F)をクリックすると検索ウィンドウが開きます。

  • HEX Mode: 50 4E 47(完全一致)、9?(上位ニブル指定)、??(任意の1バイト)などの構文が利用可能です。
  • TEXT Mode: UTF-8 文字列での検索。? による任意の1文字マッチや \? でのエスケープに対応しています。
  • Goto Offset: ツールバーの Goto(または Ctrl+G)から、指定した16進数アドレス(例: 0x00000080)へ一瞬でジャンプできます。

5. Data Inspector & Bitmap View による構造解析

右パネルでは、カーソル選択位置のバイナリを視覚的・数値的に分析できます。

  • Data Inspector: カーソル位置から続くバイト列を各種数値型に変換して一覧表示。
  • Bitmap View: ファイル全体を 2D 画像パターンとして描画。ドロップダウンで Stride(横幅)を変更することで、グラフィックリソースや特定のフォーマットパターンを特定できます。

キーボードショートカット

ショートカット説明
0 - 9 / A - Fカーソル位置の Hex データを直接書き換え
Ctrl + Z直前の編集操作を取り消す (Undo)
Ctrl + Y取り消した編集操作をやり直す (Redo)
Ctrl + S編集したファイルをローカルへ保存 (Save)
Ctrl + Fワイルドカード検索ダイアログを開く (Search)
Ctrl + Gオフセット指定ジャンプダイアログを開く (Goto)
F1 / ?操作ヘルプモーダルを表示 (Help)

技術スタック

  • HTML5 Canvas API — 仮想スクロールに対応した高速バイナリレンダリングエンジン
  • JavaScript (TypedArray / DataView) — メモリ上での型変換・構造解析および編集処理
  • Astro — Webアプリケーション基盤

技術記事

更新履歴

  • [2026-09-09]: v1.0初回公開。
    • HTML5 Canvas & 仮想スクロールによる DOM レス描画エンジン搭載
    • HEX (ニブル単位) / TEXT (UTF-8) ワイルドカード検索機能
    • リアルタイム Data Inspector (8bit Binary, i8-i32, f32/f64, Endianness)
    • 2D Bitmap View (Stride 16〜512px) 視覚化機能
    • 16進数ダイレクト編集、Undo/Redo 履歴管理、ファイル保存対応
    • キーボードショートカット & SEARCH SYNTAX 記載の HELP モーダル搭載